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空あかりうむ

照明デザイン

窓がなく圧迫感と暗さが課題であった核医学検査の待合室。患者さんが長時間の時間を過ごす場所であるにもかかわらず、放射線管理区域にあたる緊張感の漂う場所であった。そこで、病院職員とのワークショップで原寸大模型による検証が重ねられ、間接光を用いた丸い照明器具がデザインされ、柔らかくあたたかな雰囲気の待合環境を目指した改修がなされた。照明器具には、緑や青のカラーアクリルがはめ込まれ、空、こもれび、宇宙など外の光が連想できるようになっている。調査結果では、改修前と比べ、改修後に閉塞感を感じる利用者が減少し、雰囲気の明るさや心地よさを感じる利用者が増加したことが明らかになった。

場所:筑波メディカルセンター病院 核医学検査室待合 https://www.tmch.or.jp/info/2262.html

実施期間:2014〜2015年

デザイン:筑波大学adpチーム パプリカ

担当教員:貝島桃代

マネジメント:岩田祐佳梨

協賛:大光電機株式会社

関連論文:岩田祐佳梨, 療養環境の改善に向けた照明デザインによる核医学検査待合の改修, 日本建築学会技術報告集, 2020, Vol.26, No.64, pp. 1084-1089, https://doi.org/10.3130/aijt.26.1084

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