top of page
アートセンターBUG アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」選出企画
ドゥーリアのボールルーム 会場設計

医療的ケアとドラァグという、異なる文化背景を持つ人々が協働し、横断的な連帯を実践的に探る企画展の会場設計を担当した。会場では、医療的ケア児の養育者の日常を切り取った写真や映像の展示に加え、養育者3名によるドラァグパフォーマンスが行われた。空間内にはパフォーマーの衣装や化粧道具の一部を展示するミラーを配置したほか、パフォーマンス時の「袖(舞台裏)」となりつつ、平常時には周囲の喧騒から距離を置いて視線を遮ることができ、大型の車椅子でも入りやすい空間的ゆとりを備えたカームスペースを設けた。また、本企画の舞台となる「ボールルーム」にちなみ、床にはドットを放射状に配置したカッティングシートでスポットライトの光を表現。これは医療的ケア児を含む感覚過敏のある人々に配慮し、実際の強い光のかわりにグラフィックとして落とし込んだものである。これにより華やかなボールルームの演出と、多様な人々の過ごしやすさの双方を両立させるデザインを試みている。さらに、空間全体を柔らかい空気感で包み込むため、見え隠れする映像作品のスクリーンやカームスペースの仕切りには、オーガンジーのカーテンを採用した。
会期: 2026年6月10日〜28日
会場:アートセンターBUG(東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階)
企画:も/MO
会場設計:チア・アート(岩田祐佳梨、園家悠司)
什器製作・施工:HIGURE 17-15 cas
写真クレジット:『ドゥーリアのボールルーム』(2026)アートセンターBUG(撮影:金サジ、麥生田兵吾)
特設サイト:https://bug.art/exhibition/crawl-mo/
bottom of page





