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特別支援学校と地域の 小・中・高等学校の子どもたちによる混合チームで、1つの作品をつくるアートワークショップを企画した。下妻の夏祭りで親しまれる「千人おどり」をモチーフに、チーム内でアイデアを出し合い、大きな布に踊っている人を制作。総勢185名の子どもたちが参加した。肢体不自由、知的障害のある子どもたちと、どうやったら一緒に楽しく描くことができるのか、チームで考え、様々な絵の具やペイントアイテムを使って、工夫しながら進めた。教員や保護者によるサポートに加え、茨城県内外から医療、福祉、教育、芸術など多分野で活動する人たち総勢55名がボランティアとして参画し、チー ムの進行役であるファシリテーターを担当。子どもも大人も試行錯誤しながら、 思いきり表現し、個性豊かでいきいきとした作品が完成した。様々な年齢や立場の人が、共に実践し、考え、議論するきっかけとなる、地域にひらかれた取り組みになった。また、このワークショップを記録した記録冊子も制作。活動に関わった人たちの言葉を振り返りながら、「いっしょにつくる」とは何かを考える内容とした。

 

アートワークショップ「みんなでつくろう!千人おどり」

日程:2023年6月7日(中学部ワークショップ)、6月8日(小学部ワークショップ)、6月12日(高等部ワークショップ)

場所:茨城県立下妻特別支援学校(茨城県下妻市)

主催:茨城県立下妻特別支援学校 創立50周年記念事業実行委員会

参加者:茨城県立下妻特別支援学校小学部42名/中学部18名/高等部21名、下妻市立上妻小学校3年生42名、下妻市立下妻中学校2年生32名、茨城県立下妻第二高等学校JRC部30名

企画:チア・アート(岩田祐佳梨、松﨑仰生)、高嶋結

協力:大谷理歩、樫村宙子、須藤優斗、ボランティア、下妻特別支援学校保護者・保護者OBOG

撮影:和田美潮

アートワークショップ記録冊子

「いっしょにつくるってなんだろう 障害のある子も、ない子も、大人も、みんなでつくったワークショップ」

発行日:2024年3月20日

編集:チア・アート(岩田祐佳梨、松﨑仰生)、高嶋結

執筆:チア・アート(岩田祐佳梨、松﨑仰生)

協力:茨城県立下妻特別支援学校、下妻市立上妻小学校、下妻市立下妻中学校、茨城県立下妻第二高等学校

写真:和田美潮(p18下、p25中央、p21上の写真を除く)

アートディレクション:高嶋結

デザイン:しばふ

助成:『令和5年度茨城県ボランティア・市民活動推進事業費助成事業』多様性や共に生きることについて考えるインクルーシブアートイベントの普及啓発事業

発行:チア・アート

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